「四街道句会」7月

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兼題は「団扇」です。猛暑の中、今月の句会は時間を繰り上げ10時スタート。終了後、2時より恒例の暑気払、句友の家庭料理の店で開催されました。料理は勿論のこと乾杯のビールは最高でした。来月の兼題は「新涼」です。(靖之)

 

村上喜代子主宰の句

taki 滝しぶきほとほと濡れてしまひけり

 二人ゐて団扇の風のよき間合ひ

 

主宰共鳴句

 玉虫の死んで色艶増しにけり                     文夫

 朝涼の杜へ言の葉拾はむと                      文夫

 水泳の期待の星の泣き黒子                        寿子

 梅雨明けの雲の白さや朝戸風                     靖之

 玉垣に蛇の蛻のぬらぬらと                        文夫

 

一人一句

 含羞草といはれてこれに触れてみる            順也

 花火師の首の真白きタオルかな                  愛

 噴水の弾ける夜の遊園地                           さえ子

 草蛍一期一会の恋もあり                          

 桜門へ長き参道白日傘                              康子

 青田風石窯パンの焼きあがる                     一雄

 角帯の少し斜めに祭笛                              悦子

 芭蕉句碑巡る小道の濃紫陽花                     幸恵

 

兼題「団扇」の主宰選句

 晩年を粋に生きたし白団扇                        靖之

 子規庵の机にひそと古団扇                        文夫

 美人画の団扇の風のやはらかし                  寿子

 地震あるや団扇止みたる午後の寄席            順也

 添ひ寝する稚に団扇の風しづか                  幸恵

「ローズ句会」7月

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 7月11日、ローズ句会が10名で兼題を「サングラス」として開かれました。

 平成26年2月に、村上主宰のお膝元の八千代市高津ローズタウンでスタートしたローズ句会。途中から会場を八千代台のいには事務所へ移しましたが、4年半を経過して一度も欠会なく、主宰の熱意溢れるご指導を受けながら、会員の句力は日に日に向上しております。いつの日か、いには句会の先輩の皆さんに伍して、練成会や新年句会で活躍できるよう、会員一同切磋を続けて参ります。(靖彦)

 

村上喜代子主宰の句

 くちなはのひとすぢといふ自在かなサングラス

 このごろは涙もろくてサングラス

 終章は激しかるべし蟬の声

 

主宰特選句

 麦の穂の楽器のやうに風に鳴く     純子

 学食は展望タワー大夕焼        靜枝

 閉店セール繰り返す店青葉冷      靖彦

 熱帯夜叩けど開かぬジャムの瓶     靖彦 

 白百合の重さに風もたぢろぎぬ     靖彦

 

高点句

 一晩で仕上ぐる浴衣遠太鼓       祥子

「弁天句会」7月

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 今回は、新しく入会された方を紹介します。篠原和枝さんという方です。千葉市にお住まい。一番近い句会にいらっしゃいました。参加者は、先生を含め、20人。だんだんと人数も増え、充実してまいりました。今月の席題は、「半夏生」「夕立」「滝」「風鈴」「」「病葉」読み込み「日」でした。(みわ)

 

 

村上喜代子主宰の句

 出水禍や方舟のごとゴムボート風鈴

 さんづけに呼び合ふ故山夕立晴

 喪の家の風鈴の舌くくらるる

 

主宰共鳴句

 まん前に南部富士あり軒風鈴       カネ子

 霊山をふるはせてゐる滝の音       麻衣

 病葉の落ちたるところ土竜塚       文夫

 ひとすぢの白龍背負ふ滝行者       重雄

 急かさるる思ひ飛瀑を離れけり      喬二

 

 互選高得点句

 夕立や貨車鉄塊となりて過ぐ       喬二

 利酒に少し酔ふたり夕立風        さえ子

 蟬時雨きのふに続く捜し物        カネ子

 反り返る焼煎餅日の盛         俊郎

 まん前に南部富士あり軒風鈴       カネ子

 日焼けして口数の減る反抗期       重雄

 滝音の聞ゆる宿の鯉料理         俊郎

 風鈴の音の中へと寝入りけり       重雄

 日盛りの庭老犬はもう吠えず       喬二

 わくら葉や売れ残りたる一区画      カネ子

 夕立に思わぬ一書買ひにけり       文夫

 

「本部句会」 7月

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今月も句会は盛況なれど、暑いせいもあってか?何時もの顔ぶれが揃ってなく寂しい。 ブログには多選句を載せるのも宜しいが、担当者の独断と偏見で数多くの作者の句を紹介する。最近もっぱら、15周年記念祝賀会の話で盛り上がっている。多数の出席者で式典の盛上がることを期待しています。(順也)

 

村上喜代子主宰の句

 新しき水に動かぬ金魚かな金魚

 涼しさやふつと忘れてぽと浮かぶ

 茹で蛸のいよいよ赤し祭かな

 

主宰共鳴句

 水槽の水を替へゐる裸かな       カネ子

 帰国して他国の水を飲む残暑           重雄

 オリーブが咲いて波音してきたる  美鈴

 マンゴーの種の形の銀河系     茉莉

 蓮の葉の威風堂々揺れてをり         麻衣

 

主宰選一人一句

 裏話満つる雑誌や梅雨最中                隆

 泣き止まぬ稚に涼風送りやる    恭子

 灯台や光をはじく夏の海      裕子

 草の先揺らさず蜻蛉翔ちにけり   紀子

 木漏れ日の廃寺の跡や銀龍草    文夫

 転校の永き一日立葵        俊郎

 大川を行き交ふ船や雲の峰       一雄

 磐座へ蹴上げゆるやか青あらし   滋子

 夏夕べオペラグラスの中の恋    忠樹     

 氷旗楠の木陰に椅子ふたつ     真琴

 明易や隣のドアの開くる音     順也

 空缶の転がつてくる大南風     敦子

 万緑や文箱の底のポチ袋        照三

 菖蒲田の曲がりて谷津の風曲がる  昌文

 西に水難東に地震よ蝉の声     清子

 聞き入れば我も一樹やほととぎす      天然

 父と娘の続かぬ会話合歓の花    健治

 草むしり猫の額を撫でてやる             晃正

 毒舌もまた涼しかり深夜寄席    英六     

 地下を出て地上を迷ふ炎天下             喜代子(竹)

 白百合や踏絵に残る土の跡     孝

「更級句会」7月

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 76日(金曜日) 梅雨出水の痛ましい映像と避難指示、オウム事件の麻原彰晃と元幹部6人の死刑執行の速報が流れる日 更級句会は開催。9月の句会日は92日(日曜日)に変更を確認した。兼題は「扇」詠込み可 (麻琴)

 

村上喜代子主宰の句

 青海波のごとく扇を広げ売るoogi

 でで虫の角出し進む裏街道

 

主宰共鳴句

 遠景に停泊船や夏木立       美寿々

 入り婿の父の作りし吊忍      照雄

 抽んづる若竹明けの雲早し     喬二

 枝折戸を開けては閉ぢてあいの風  照雄

 白扇をぴしやりと閉ぢて折衷案   照雄

 

会員一句

 祭笛息を合はせて少女連      明法

 梅雨明けや男真赤なスニーカー   あい子

 雲の峰ビルの間の天守閣      泰子

 青葉東風砂浜駆ける雲の影     進

 煎餅を手折る指先夕端居      卓彦

 朝茶事の待合に置く白団扇     麗子

 夏帽子頭大きく生れたる      朗

 梅雨明けや鳥の形に千切れ雲    紀子

 絵扇の猫に話をつなぎけり     麻琴

 波を追ふ児らに笛吹くサングラス  シズ子

 

 

「鳩の会句会」 7月

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 7月5日(木)鳩の会の句会を行いました。雨で風の強い一日でしたが、10名全員が出席しました。事前に村上主宰に清書をFAXし、選と添削をいただきました。今月の兼題は読み込み「笛」と「焼酎」でした。いつものように、和やかな句会となりました。(洋子)

(先月より短冊に各自一押しの句を書き、公民館に展示しています。)

 

主宰共鳴句

(兼題句) 

 男手に小さく見ゆる祭笛      富江fue

 草笛や昔クラスに餓鬼大将     洋子

 難しきことはさて置き甘藷焼酎   洋子

 

(自由句)

 新郎は五つ年若立葵        道子

 我が生家なくて郷なし夏椿     広

 駄菓子屋に猫の遺影や五月闇    勢津子

 雨音の時に激しく桜桃忌      洋子

 

高得点句

 笛長しプール終了せし合図     絹江

 アルバムに百の山頂焼酎酌む    寿美子

 泡盛や三線流る縄のれん      洋子

 

一人一句

 夕暮の笛にはじまる夏祭      トシ子

 神灯や茅の輪の影のくっきりと   きみい

 くちなしの花のあはれや枯れてなほ 正澄

 

「いには」7月号発刊

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 今年の梅雨明けは早かったですね。「梅雨明け十日」と云って、この暫くは身体に一番堪えます。元気を出して乗切りましょう。「いには」7月号が発刊されました。尚、「いには」ブログの1ヶ月の閲覧者数が、6月は822人となり過去最高となりました。皆さんのコメントを期待しています。(昌文)

 

 木の花       村上喜代子

木の花 

 湯の町に木の花にほひ明易し

 春や箱根に客死せし宗祇

 宗祇の墓墓守の墓夏落葉

 

今年の練成会は箱根で行なった。例年より季節が早く進んでいるようで、まさに万緑。登山電車でスイッチバックしながら登る。天下の嶮を見上げたり見下ろしたり。起伏の豊かな自然の中を燕が勢いよく飛び交っていた。宿に落着き、近くの早雲寺に参詣、北条氏五代の墓や宗祇の墓の前に佇む。そこでようやく地の神様に挨拶をして、俳句モードに入っていくことができた。

 

そよご集秀句  

 口笛の高きは掠れ草若葉        鈴木喬二

 春昼の茶柱なんぞ眺めをり       田中麻衣

 散る花のひとひらづつの行方かな    安川 朗

 月日貝海へ地層のなだれたる      滝口滋子

 桜蘂降る早仕舞せる的屋        平栗瑞枝

 この話うますぎないか花の雨      西澤照雄

 帯ほどの川の流るる干潟かな      大久保文夫

 葺替の荷の積まれある旧家前      杉村みゆき

 花吹雪遊ばれてゐる両手かな      寺嶋和江

 お砂場に山や谷あり藤の棚       西田泰子

 牛舎より豚舎より声卒業す       野口寿雄

 声あげて笑へよ妻よ花の下       原田 功

 お清しに鳴門巻浮く仏生会       平野カネ子

 春めくや付箋林のごとくあり      松澤美鈴

 じやんけんのグーで始まる葱坊主    三吉郭子

 天上に大風ありや鯉幟         山本奎亮

 たうたうと町中に水幣辛夷       吉岡麻琴

 百花咲き百花落ちたる椿かな      青木かつ子

 七十路にまだまだ未熟仏生会      伊東泰子

 万愚節カードに太る革財布       梅津紀子

 

いには集を読む  村上喜代子 

  湯の香立つ有馬を染むる桜かな    青野 克彦

 

 神戸にある有馬温泉は、天皇来訪の記載もある名湯である。秀吉もたびたび湯治に来ており、秀吉が整えた道もあるという。ブラタモリで知ったことであるが。桜を詠んだ句は古来数えきれないほどある。桜その物で詠むと類句の坩堝に落ちかねない。己との出会い、土地との絡みで新しい桜の句を作るのも一つの手段かと思う。この句は単なる観光地ではなく、有馬温泉という歴史上重要な土地の桜を詠むことによって、様々な想像が掻き立てられる。栄華を極めながらも人間はいつかは死ぬ。飛花落花に身をおいて

歴史を偲び、己の人生を振り返るのも悪くはない。

 

  桜鯛伊八の波を越えて来し      高橋キミ子

  芋植ゑてはげしき雨の夜となりぬ   鈴木 靖彦

  受け口のうつぼの口や春深む     南川久美子

  入学の報せうれしき別れかな     伊藤久美子

  箱根路の馬醉木分け行く路線バス   武石  孝

  春愁やガラス隔てて見るパンダ    高山 絵美

  地獄絵の最後は仏花の寺       正木 正美

  甦る私の青春啄木忌         重田みさえ

  陽炎やノンフィクションを生きてゐる 橘内 訓子

 

 

 

 

 

 

槻の木会「岩槻吟行」6月

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 620日、槻の木会では、岩槻にて吟行句会を行いました。予報通りの雨でしたが、雨の城下町というのも風情があります。岩槻藩遷喬館、時の鐘、岩槻城址公園と散策しました。欠席投句者も含めて参加者は15名、句会場は市民会館いわつき。槻の木会では句会後、村上主宰に清書を郵送し選と添削をいただき、後日、参加者に返却しています。今月の兼題は、「梅雨」「簾」でした。(純子)

 

槻木

 

 

主宰共鳴句

 黒門も人形塚も青葉闇      京子つきのき

 開演を知らせるブザー薄暑かな  由美

 地ビールを飲む分校のレストラン 信治

 汗ばみてカーブミラーに髪なほす まさこ

 梅雨籠野菜スープに酢を効かせ  かつ子

 七難を隠す角度の夏帽子     信治

 

一人一句

 十薬や御殿医の家崩れさう    千鶴子

 宿場町暮しを守る簾かな     文夫

 鴨足草旧家の池の縁に群れ    洋子

 沙羅の花雨もまたよき城下町   和子

 青簾間口の狭き店の奥      幸江

 一つづつ蜂が落せり沙羅の花   尚美

 簾越し子供の足の集まりぬ    民江

 老鶯や頑固を通す齢なり     敦宣

 ざりがにの弁慶仁王立ちに似て  久美子

 未草不意の睡魔におそはるる   純子

いには「東京句会」6月

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 いには東京句会が、恒例の第4火曜日の26日(火)、チェンマイ句会の石本順恵さんと仁木葉月さんが参加されて、大盛況で行われました。6月にしては暑い1日でしたが、清澄庭園での吟行句も、席題の「短夜、端居、落し文、石榴の花」と「風」の読込みの句も共に佳句が多く、大変有意義な句会となりました。(昌文)

 

村上喜代子先生の句

 

 短夜の令法は花を咲かせたる落し文

 御師の山ここだくありぬ落し文

 

主宰選共鳴句

 何買ふとなく梅雨寒のかつぱ橋       正義

 青海波模様に包む西瓜かな         恭子

 ひかがみに汗東京の地下深し        茉莉

 涼風を胸の奥処に座禅組む         昌文

 0番線より朝霧の八海山          好子

 

高得点句

 鳩の目の光り大樹の茂りかな        洋子

 一人づつ去りて一人の夕端居        紀子

 白南風や見送るだけの外国船        紀子

 朝刊のかすかな湿り花柘榴         由美

 捩花やときに素直な反抗期         きみい

 短夜の人湧く渋谷交差点          紀子

 ひかがみに汗東京の地下深し        茉莉

 藩校の四葩の中に消火栓          京子

 鳶の声してどこまでも麦畑         国太郎

 明日からの旅程確かむ夕端居        文夫

 傷負はぬほどの恋なり落し文        信治

 取り敢へず食ふに困らずかたつむり     喜代子(竹)

「八千代俳句愛好会」6月

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 6月23日(土)の雨模様の中、新しく内田裕子さんと田中皓子さんを加えて26名での句会となりました。読込み兼題の「知」の句にはそれぞれに推敲の跡が窺われ、その中でも含蓄のある2句が主宰選の共鳴句に選ばれました。司会進行役の喜代子(竹)さん独特の穏やかな語り口で会は進み、いつもの通りの楽しい句会となりました。(昌文)

 

村上喜代子主宰の句落雁

 打菓子のことに落雁麦の秋

 黒船のステンドグラス夏館

 

主宰選共鳴句

 木目ある知育玩具の音涼し        正子

 合歓の花老いて変はらぬ人見知り     俊郎

 夕虹や空港にある時差時計        陽一

 薄暑光乳白色の露天風呂         まつ美

 百合咲いて庭中の花鎮まれり       恭子

 

高得点句

 知床の土を踏み来し登山靴        正子

 今に知るやすらふ余生合歓の花      裕子(内)

 空は空の広さを知らぬまま       健治

 解れ毛が気になる少女風知草       靖彦

 合歓の花老いて変はらぬ人見知り     俊郎

 仰向けのぶんぶん放下とはこんな     涼

 桑の実や三十路を母は寡婦として     喜代子(竹)

 ひと畝は深海の色花菖蒲         正子

 京団扇はんなり皮肉かはしけり      忠樹

 造酒屋山の水引き目高飼ふ        恭子

 十薬や蟄居のごとく猫と棲む       俊郎

 父の日の一日雲を見てゐたり       靖彦

 よく食うてとどのつまりは羽抜鶏     涼

 

 

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