「四街道句会」 9月

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9月16日「四街道句会」が四街道公民館で行われました。兼題は「露」です。8月の句会より大川さん、今月より木村さんが初参加され四街道句会は総勢16名となりました。句会の前、来年の練成会の説明が伊藤さんよりありました。10月の兼題は「十三夜」です。(靖之)

つゆ

 

村上喜代子主宰の句

 胆振地震冬眠の山奪ひけり

 萩の花女子の一貫教育校

 

主宰共鳴句

 みやげ持ち向う三軒秋の夕                         順也

 ペン先の滑らかなりし涼新た                     

 始発待つベンチの露を拭ひけり                  

 昨夜よりも声に力のつづれさせ                   幸恵

 木曽街道かりがね寒き頃を旅                      文夫

 

一人一句

 野分遺り過す古民家レストラン                   康子

 西郷の大き眼の案山子かな                         

 あら汁の夕餉に香る酢橘かな                      寿海

 焼け残る勅使門あり新松子                         さえ子

 網持つて掬つてみたし鰯雲                         悦子

 千枚田畦を跨いで稲架立ちぬ                      靖之

 初秋や腕にくつきり時計跡                         一雄

 一房の葡萄重たき掌                                   寿子

 こぬか雨渓流沿ひの萩の宿                         崇視

 

兼題「露」の主宰選句

 露残す一輪活けて朝のお茶                          悦子

 露けしや糸杉の聳つ終着駅                         

 山間の沢のせせらぎ朝に露                          崇視

 露結ぶ音聞こえさう夜半の宿                       靖之

「ローズ句会「」 9月

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9月12日、ようやく秋の気配が深まってきた八千代台のいには事務所に、8人が参集しました。今月の兼題は「夜長」でした。(靖彦)

 

蕎麦の花

 

 

村上喜代子主宰の句

 馬肥ゆる土踏めば身の癒やさるる 

 夜長し思ひ堂々巡りして

 みちのくへ蕎麦の花咲く峠越え

 

主宰共鳴句

 吊し柿友の手を借り軒も借り     真知子

 警報に目覚めしあとの長き夜     祥子

 蓑虫のゆれつつ命育めリ       祥子

 指圧師の十指の魔法白露かな     しづか

 新米を研ぐ水音のやはらかし     祥子

 

互選高得点句 

 しんまいを研ぐ水音のやはらかし   祥子

 芋の露映してゐたる鳶の天      靖彦

 吊し柿友の手を借り軒も借り     真知子

 警報に目覚めしあとの長き夜     祥子

 

会員一人一句

 軽トラに新米積んで兄夫婦      靜枝

 還暦の息子の祝赤とんぼ       純子

 豊の秋美しく老いゆく十箇条     真知子

 木目込みを仕上げて眺む夜長かな   雅子

 幾たびも夢に目覚めし夜長かな    綾子

 被災地より届きし葡萄文添へて    しづか

 芒野を一景にして夕茜        祥子

 鳩時計間延びして鳴る夜長かな    靖彦

「弁天句会」 9月

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 9月11日、急に秋めいてきたこの日、弁天句会が行われました。席題は、「台風、馬肥ゆ、栗、秋の海、松手入、実(一切)」、詠み込み「てんてん、点々、転々、天天、など」でした。先生からは、「季語については、よくその意味をとらえて、季語を生かした句を作るように」との、お言葉がありました。(みわ)

 

栗

 

村上喜代子主宰の句

 ふるさとの栗ふるさとの米に炊く

 台風の過ぎたるあとの首廻す

  

主宰共鳴句

 点々と鯊船のゐる潮境        好子

 落ち着かぬ脚立なだめて松手入    俊郎

 木の実落つ少なくなりし身内かな   さえ子

 馬肥ゆる寝付き良ければ寝起き良し  泰子

 台風裡夜の厩舎より牛の声      喬二

 父の忌に近き母の忌木の実降る    泰子 

 

互選高得点句

 点々と鯊船のある潮境        好子

 ふるさとの栗ふるさとの米に炊く   主宰

 木の実落つ少なくなりし身内かな   さえ子

 ひとくさりありてやうやう松手入   俊郎

 台風の過ぎたるあとの首廻す     主宰

 馬肥ゆる寝付き良ければ寝起き良し  泰子

 父の忌に近き母の忌木の実降る    泰子

 地酒酌む無口同士や栗はぜる     喬二

 

「本部句会」 9月

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来月の本部句会は、第一日曜日(107)に変更されました。くれぐれも間違いのないように気を付けて下さい。時間・場所の変更はありませんが、念のため、13:00から、千葉市民会館です。

102()〜3() に、「そよご」の鋸山吟行があります。「多くの皆さんの参加をお願って、まだまだ受付を待っています」と、そよご吟行会の幹事が申しております。(順也)

 

葛の花

 

村上喜代子主宰の句

 尿前の関跡覆ふ葛の花

 目の術後わけても空の澄みきつて

 

主宰共鳴句

 人生の集まつてゐる盆踊り     天然

 をみなへし峠を雨の遠去かる    泰子

 月白や道行く声のよくとほる    あい子

 一万年前の足形いねつるみ     茉莉

 持ち主に似てゐる土偶敬老日    茉莉

        

主宰選(一人一句)

 白露や離宮の庭の伝ひ橋      裕子

 秋空へ手を振るやうに窓を拭く   重雄 

 けふ白露十戸の村に明けの鐘    昌文

 秋蝉や今更なにを迷ひをる     喜代子(竹)

 このところ身近となりぬ防災日        一雄

 秋思ふと束ねて捨つる旅雑誌           麻琴

 山門をくぐれば銀杏黄葉はや           順也

 秋風や表紙めくれば遊び紙     敦子

 秋の声鴫立庵の松に聞く               文夫

 潮の満ち来て鹿の眼の荒々し    恭子

 登高や眼下に海と千枚田      清子

 眼裏に月閉ぢ込めて眠りけり    忠樹

 白秋や少女の脛のまだ伸びる    美鈴

 鵙高音雲間に現るる遠筑波     健治

 萩の寺奥に大釜見えてをり     麻衣

 太郎冠者の声くぐもりて十三夜   隆

 秋風鈴目覚めて誰もゐない家    紀子

 曼珠沙華石仏の里巡りけり     晃正

仕舞湯に日付変はりぬちちろ虫        俊郎   

「鳩の会」 9月

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 9月6日(木)、鳩の会の句会が開かれました。今回は、2名の方が欠席され8名での句会となりましたが、活発な評に盛り上がりました。兼題は「蜻蛉」、読み込みは「壁」でした。(洋子)

 

とんぼ

 

主宰共鳴句(兼題)

夜の雷壁一枚を盾とせり       広

壁の絵の白馬いななく稲光      寿美子  

壁に背をあづけし父や敗戦忌     洋子

 

共鳴句(自由句)

冬瓜の猫の重さでありにけり     寿美子

余生とは倦まず悔やまず夏あざみ   正澄

秋うらら糸通す時左利き       勢津子

起き抜けに金魚の命確かむる     洋子

 

高得点句

蜻蛉飛ぶ田圃アートのアトム飛ぶ   きみい

四代目も村の先生赤とんぼ      寿美子

赤蜻蛉トリケラトプスの背に止まる  洋子

引き馬の鞍はづされて夕花野     寿美子

酔ひ痴れることも無くなり牧水忌   正澄

鳳仙花はじけて人に別れあり     洋子

山の茶屋げんのしょうこも卓の花   洋子

 

一人一句

宵闇や壁にゴッホの星のカフェ    道子

仕来りを孫に教へる盆送り      トシ子

秋の夜やランプシェードの蜻蛉柄   富江

蔦かづら落書塀を這ひにけり     絹江

「更級句会」 9月

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 9月の更級句会は変則で、9月2日(日)、天気予報が台風の接近を警告する涼しい午後に開催。兼題は「秋思」。午前中は地域の防災集会に参加してきたという人がいて、厄日の9月を思う日でもあった。(麻琴)

 

句碑

 

村上喜代子主宰の句             

みちのくに句碑訪ふ旅や真葛原

山襞に霧湧く陸奥の古戦場

 

主宰共鳴句

 雲間より日差きつねのかみそりに      喬二

 盆北風や見知らぬ街となりし故郷      美寿々

 秋水を突き出て亀の首自在         喬二

 愁思かな眼鏡に入るる色すこし       美寿々

 少年の太鼓に酔ひし踊の輪         麗子

 

会員の一句

 風鈴や利根渡りきし風受けて        明法

夕ぐれに紛れてゆきし花木槿        泰子

 夕しじま色なき風に潮匂ふ         進

 下手だつた灯火管制敗戦忌         卓彦

 年齢を記入する欄ある秋思         照雄

 寂寞ときのふがありぬの殻        朗

 秋扇その後のことは聞かで置く       紀子(矢)

 きつねのかみそり迷ひ込みたる森の道    麻琴

 高々と吹かるる月のフェニックス      シズ子

「いには」9月号 発刊

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 まるで煉獄の様な暑さに、天が破れた様な豪雨の八月が終わりました。熱中症を避けようと、吟行を控える句会も多かったと思いますが、これからは心置きなく吟行に出かけ、佳句をたくさん作りたいものですね。「いには」9月号は、もうお手元に届いているでしょうか。本日、ブログでもお届けします。(昌文)

 

尾のあらば          村上喜代子

 打菓子のわけて落雁麦の秋打ち菓子

 啄木が好きだつた頃ソーダ水

 尾のあらば眠れるものを熱帯夜

 

 何時のころからか人間は尾を無くした。尾骨は人間に尾のあった証である。動物にとって尾はいろいろな物事に役立ってい る。蠅や虻を払ったり、尻尾で蓋をしてお尻の柔らかい粘膜を守ったり。歩いたり走ったりする時もバランスを保つのに大切なものであるらしい。

人間は二足歩行で頭脳の発達を得たが、その分さまざまな文明病に悩まされることになったのである。

 

 そよご集秀句      喜代子抄出  

 七変化九十五歳諾へる         市川翠峯

 野火止てふ寺領の住所竹酔日      坂本好子

 吊橋を信じて渡る夏の霧        中村重雄

 万緑を統べる箱根の大鳥居       唐笠俊郎

 表札に濱長とあり薄暑光        木嶋純子

 うなづきてささやき合つて春の蟻    佐藤天津緒

 待たさるる午後の床屋の金魚鉢     生野順也

 縄束子置きある水場麦の秋       城本美寿々

 逃水や奇数が好きで独り者       関戸信治

 聴くことに徹しうなづく夕端居     高橋悦子

 山滴る巨岩奇岩を従へて        竹下喜代子

 玻璃砕くごと翡翠の水を割る      辻 忠樹

 軒風鈴薩摩訛を聴き分くる       平田衣津美

 成人となる日開封する梅酒       堀合優子

 鳥海山の神をしづむる祭笛       松澤健治

 時の日や電気仕掛けのやうな人     村上武次

 舟べりを水草ながれゆく夏越      矢田 涼

 船宿の土間に蘭鋳育てをり       吉永寿美子

 ぎしぎしの花の吹かるる基地の街    石原浩二郎

 紫陽花の毬をゆらして雨女       市之瀬敦子

 

 いには集を読む        村上喜代子

 

  開演を知らせるブザー薄暑かな    中村 由美

  でで虫や都会暮らしの早歩き     々

 

劇場で開演を待っているとブザーがなり、照明が落とされ幕が開く。厳かな開演ブザーの音が聞こえてきそうである。聴衆の期待感と演者の緊張感がこのブザーに全て籠められているようだ。少し汗ばむほどの心地よい暑さをいう薄暑という季語がよく添っている。

「でで虫」の句、若いときはハイヒールで闊歩して颯爽と働いていたに違いない作者。現在もその頃の早歩き癖が治らない。自然を楽しみながらゆっくりと歩きたくても、ついつい速足になってしまう自分に長い都会暮らしを振り返っているのだろうか。

 

  あめんぼに重さありけり水ゑくぼ   塚本  親

  花ゆかた衣装ぼくろの吾子にあり  ひめみや多美

  花合歓やわが名忘るる人見舞ふ    河野 節子 

  ざり蟹の弁慶仁王立ちに似て     南川久美子

  ナイターの結果を待てぬ睡魔かな   山本 智恵

  鯉の上大鯉の過ぐ薄暑かな      飯沼 明法

姥が池とうすみふると生れにけり   後藤

  背泳ぎの手足休めて水になる     大場 博子

 夜の雨四葩の毬を重くして      奈良 一雄

  天心の旧居を黒きながむしよ     重田みさえ 

  のみ干してからから鳴らすラムネ玉  八若 和子

我が骨を何処に埋めむ合歓の花    吉永  広

  池の辺のラジオ体操水馬       眦萇膽啝

  金色の鮎に蓼酢のうすみどり     橋本 文宏

  植木屋が入り狭庭の風涼し      佐藤 陽子

  青田風浴びて煩悩減りにけり     高山 絵美

チェンマイ句会7月−8月

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7月と8月のチェンマイ句会は、チェンマイ在住の方々が多忙だったため、ネット句会になりました。

2か月まとめて報告いたします。(茉莉)

 

7月の投句者は8名。題詠は「夕さり」と「雫」でした。

 

7月の高得点句

手を広げ飛行機になる夏帽子     節子

夕さりの空より澄める水田かな    節子

宇宙との境に浮かぶ海月かな     あゆみ

甚平の子の仰ぎゐる大宇宙      なおえ

人骨のやうなる珊瑚慰霊の日     なおえ

箱庭にこの世の雫落ちにけり     茉莉

 

一人一句

霊園の拡張工事鹿の子百合      葉月

ソーダ水そっと囁くこれは恋     安佐枝

筒抜けの内緒話や夏の月       美幸

猛暑日の芝公園の赤い塔       智恵

 

 

8月句会は8月19日投句締切、選句締切8月26日でした。

投句者は6名。題詠は「熱」「青・蒼・碧」

 

8月高得点句

メロン買ふ天王星のやうだと子    なおえ

梯梧咲く戦時の傷の癒えぬ島     なおえ

毒茸を少しはなれて陽の当る     茉莉

 

一人一句

スパイスの身体に沁みる溽暑かな   葉月

あたらしき頁繰るごと秋は来て    安佐枝

星涼し蒼き地球に海七つ       美幸

秋風鈴鳴り止まぬ夜の気鬱かな    智恵

 

 

 

 

 

 

 

 

「槻の木会 句会」 8月

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 一旦は和らいだ暑さでしたが再び猛暑日となった、22日、槻の木会の句会が開かれました。病気療養なさっていた坂井さんが、大変嬉しいことに復帰されました。今回、初参加で吉永さんがお見えになり、定番の吟行地としている大宮の氷川神社と大宮公園を一緒に散策しました。公園内の小動物園では吟行ならではの楽しい句が詠まれ、賑やかな句会となりました。兼題は、「秋の蝶」、詠み込みは「天」。 

 なお、槻の木会では、911日(火)の俳人協会全国俳句大会に現地集合で行く予定です。(純子)

 

秋の蝶

 

主宰共鳴句

 大空の奥よりふつと秋あかね    英俊

 ミニ豚の機嫌よき尾に秋の蝶    寿美子

 天界へつづく月山お花畑      寿美子

 花丸の母の一生秋の蝶       千鶴子

 一つ舎に山羊と種豚ゐて涼し    寿美子

 

一人一句

 畳拭き終へし朝や白木槿      久美子

 海底に沈める遺跡魂祭       敦宣

 小流れをさかのぼりくる秋の蝶   和子

 一房の葡萄の光絵筆取る      民江

 一人居の家秋めける風とほる    洋子

 初秋の杜の珈琲焙煎所       かつ子

 晩夏光波乱の天寿全うす      由美

 雨催ひ脚の揃はぬ茄子の馬     京子

 彼岸まであとひといきと自愛せむ  幸江

 高原の風に乗りたる秋の蝶     文夫

 萍や池塘の深さ思いをり      尚美

 鈍行で帰省せし子の手にニーチェ  純子

 

「東京句会」 8月

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 連日の猛暑が少し和らいだ、28日、東京句会が開かれました。今回から、新しく田村雅子さんが入られて出席者が29名となり、欠席投句者3名を加えて32名の賑やかな句会となりました。定番の清澄庭園に吟行に行く人、行かないで席題の「秋気澄む、秋簾、鴨、野菊、『声』の読込み」に励む人、それぞれの労作が句会を盛り上げ、笑い声が時折り湧き上がる楽しい句会となりました。(昌文)

句碑

 

村上喜代子主宰の句

  秋澄むや句碑に翁の声を聞く

  みちのくへみちのくへ雲秋祭

 

主宰選の共鳴句

  露踏んで吾に少しのふたごころ      美鈴

  もの捨つることに覚悟や今朝の秋     寅雄

  星月夜齢に加速つきにけり        まさこ

  初秋の問診票に書く齢          訓子

  鴨渡る沼の一点あやまたず        恭子

 

高得点句

  定食屋の二階は住まひ秋簾        紀子

  秋澄むやぴしと打たれし墨の糸      信治

  夕さりの火焔土器より秋の声       好子

  稲穂波会津盆地に母を置き        親

  愁思めくトロンボーンの伸び縮み     純子

  新涼やリハビリ中の声に張り       まさこ

  秋澄むや句碑に翁の声を聞く       主宰

  秋簾峡に馴染みのなんでも屋       和子

  沢音にはぐくまれをり野紺菊       美鈴

  星を買ふ夢より覚めて虫の声       信治

  ふつつりと本屋閉店秋暑し        正義

  

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