「四街道句会」 2月

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217日、2月の句会が四街道公民館で行われました。兼題は「冴返る」でした。句会には13名参加、欠席投句1名でした。主宰から切字「や」の使い方について指導がありました。主宰の共鳴句2句頂いて冴返つた(反返つた)人が居りました。3月の兼題は「逃水」です。(靖之)

 

冴え返る

 

村上喜代子主宰の句

 冴返る終着駅は始発駅

 桃の日や遺影となれば老ゆるなし

 

主宰共鳴句

 地下街をやつと抜け出しビル朧     靖之

 触角のやうなワイパー春の雪      寿海

 ガラス瓶の中の帆船余寒なほ      順也

 三日臥し鏡の顔に冴返る        靖之

 目の中のレンズ新し雪の花       康子

 

一人一句

 夜焚火や聞きたきことと言へぬこと   愛

 なりゆきと偶然の差や亀の鳴く     さえ子

 行列の出来るパン屋や風光る      寿子

 梅林の一樹一樹の名札かな       幸恵

 美術館出でて上野の余寒かな      隆

 春寒しやかんの蓋の踊りだす      一雄

 雲水の旅してみたし春の空       文夫

 春光の仏間にとどきゐたりけり     繁

 

兼題「冴返る」の主宰選句

 筆順の違ふ愛の字冴返る        愛

 冴返る防犯カメラに風の音       さえ子

 冴返る都心にもある文化村       寿子

 裏庭の竹軋む音冴返る         幸恵

 一灯に阿修羅の朱色冴返る       順也

 実家から早朝電話冴返る        一雄

 

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新樹句会 2月

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 29日は新樹句会でしたが、前日からの降雪予報と当日の積雪により止む無く中止といたしました。そのため後日投句を一覧表にして主宰にお渡しし、添削してお返ししていただくという方法をとりました。兼題は「梅・椿・水温む」。直接ご指導していただけなかったのは残念でしたが、よい経験となりました。(まつ美)

 

梅

 

主宰特選句

 梅ふふむ句歴十年まだ弱輩    訓子

 水温む子のやはらかき膝の裏   愛

 黒猫の何か言ひたげシラネリア  美智子

 目覚ましの鳴る寸前に目覚め春  訓子

 まあこんな所に神社冴返る    美智子

 

一人一句

 成田屋の寄進の由来枝垂梅    さえ子

 咲き初むるつらつら椿小石川   純子

 亡き父のスケッチブック水温む  絵美

 水温む里の川面を眩しめり    優子

 水温む窓より海と電波塔     まつ美

 

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佐倉句会 2月

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215(金)、佐倉ミレニアムセンターにおいて佐倉句会が行われた。句会は吟行であるが、今回は季語に「春冬」があれば使いたくなるような天候。気温2.5度の中、みんなダウン等で完全防寒、途中雪のちらつく情緒ある吟行になった。歩いて見ると寒さは気にならず、昼食の熱い蕎麦が格別に美味かった。(孝)

 

 

村上喜代子主宰の句

 鳩となり観音に千の腕

 あはゆきや差出人のなき手紙

 

主宰共鳴句

 一の午いつもの場所に七味売り    俊郎

 祇王忌の二ん月の月まるすぎる    涼

 駒返る草やちらしの戎紙       晃正

 春禽や起伏親しき城下町       喜代子(竹)

 玉子かけ御飯の湯気に春兆す     伸一

 

主宰選入選句一人一句 

 蟹うまし砂丘に雪の降るころは    清子

 無住寺に猫の棲み着く二月かな    俊郎

 春の雪ピザの宅配バイクかな     恭子

 バス停に旅人と待つ春の雪      正子

 馬酔木咲く天城路濡らす天気雨    宏子

 春雨や匂ふばかりに裸婦の像     健治

 早春やみづきの幹に耳をあて     親

 春の雪避けて蕎麦屋の客となる    喜代子(竹)

 コロッケの透けゐる袋春浅し     敦子

 春の鳥鳴きやまずして野の目覚め   信子

 指笛の悴みて音覚束な        涼

 一舟の春光を行く印旛沼       照三

 菖蒲の芽板一まいの橋渡し      カネ子

 絵硝子の青に余寒のありにけり    

 おみくじを女結びに五分の梅     裕子(岩)

 空堀の斜面の木陰猫の恋       陽一

 息弾む空濠の坂梅の花        孝

   白梅や城下に笙の稽古塾       和江

 

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ローズ句会 2月

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 春は名のみの風の寒さや・・・底冷えのする13日、いには事務所に7人が集まりました。月の兼題は「蕗の薹」です。(靖彦)

 

蕗の薹

 

 

村上喜代子主宰句

 療養といふ名の隔離冴返る

 春禽の声にめざむる療養所

 うすらひや納骨堂にけふの花

 

主宰共鳴句

 蕗のたうかの日の旅の藥師寺へ       しづか

 春寒や猫飯で足る独りの夜         靖彦

 フロントに福豆どうぞ旅の宿        靜枝

 降り足りて畦黒ぐろと蕗の薹        靖彦

 大脚立立てかけられし芽吹きかな      靖彦

 

互選高得点句(主宰句を除く)

 春寒や猫飯で足る独りの夜         靖彦

 淡雪に和みてゐたるこんな日も       祥子

 ボール追ふ子等が見つけぬ蕗の薹      靖彦

 ふらここに座る子立つ子二人漕ぎ      靜枝

 鈴をふる巫女の薄衣春淡し         しづか

 

主宰選の一人一句

 登下校を見守る人に春寒し         孝子

 里山の少女泥手の蕗の薹          靖彦

 寒戻る阿波の友から入浴剤         眞知子

 雪の上餌転がして遊ぶ鳥          雅子

老梅や寄進瓦に願意文字          しづか

 蕗の薹酒の肴に侘びや寂び         祥子

 フロントに福豆どうぞ旅の宿        靜枝

 

 

弁天句会  2月

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 連休明けの2月12日、生涯学習センターにおいて、弁天句会が行われました。席題は、春めく、朧、山笑ふ、春ショール、雲雀、梅一切、詠み込みは「空」でした。前日は、雪となりましたが、この日は天気もよく、比較的暖かい日となりました。(みわ)

春ショール

 

村上喜代子主宰の句

 春ショール領巾のごとくに振りもして

 梅東風や遺品のなかにハーモニカ

 

主宰共鳴句

 医者好きと医者嫌ひゐる朧の夜     カネ子

 靴下に五本の指や山笑ふ        俊郎

 淡雪や書架に一冊フランス装      好子

 神名備に読めぬ句碑あり梅三分     俊郎

 履きしまま洗ふ長靴初雲雀       喬二

 

一人一句

 アドバルーン遊ばせてゐる春の空    さえ子

 墨堤の一陣の風春めけり        隆

 乳濁の露店湯に四肢山笑ふ       麻琴

 みちのくの山膨らめり揚雲雀      重雄

 一隅に稲荷を奉り梅の花        美寿々

 肩書は空港マニア山笑ふ        まつ美

 母校今町騒のなか雲雀東風       泰子

 ニコライの鐘の聞こゆる朧かな     麻衣

 城址に見はらす街のおぼろかな     文夫

 すべからく小振りな仮寓梅白し     みわ

 物捨てしあたり朧の深まり来      美鈴

 階の長き御寺や山笑ふ         あい子

 転居先決まりし夜や春の雪       麗子

 歌舞伎座のホールのすみの春ショール  彰夫

 茶柱に良き予感あり梅一輪       和枝

 

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いには「本部句会」  2月

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平成も残り二ヶ月となり、新元号のカウントダウンが始まっている。いには俳句会では十五周年記念行事のカウントダウンが始まっている。事務局では記念コンクール作品の応募をお待ちしています。また、練成会も5月に控えています。新元号最初の句会になります。多くの方の参加を期待しています。 「いにはには晴女がいるから。」?本句会を避けるように、句会前後日は春雪である。2月の歳時記の頁数は少ないが、季語には情緒・親しみのあるものが多く作句には不自由しないであろう。本句会は発言等活発な句会であった。(順也)

 

春の雪

 

村上喜代子主宰の句

  春雪や欄といふ拠りどころ

  成り金の銀や桂馬や春の雪

 

主宰共鳴句

  春暖や介護の窓を少し開け      健治

  冴返ることに古家の軋む音      美鈴

  花種を購ひ快気祝とす        健治

  何ごとも無けれど佳き日梅ひらく   泰子

  くちびるに春雪を受け駅を出る    照三

 

主宰選一人一句

  天守なき城に凛たる梅の花      隆

  牡丹雪ひとゆすりして犬の戯れ    晃正

  木の根開く犬が先行く雑木山     好子

  熱の身に頻る無音のたびら雪     昌文

  鬼やらふこの世に闇のあるかぎり   朗

  春の宮四脚門の真新し        みわ

  明け方の甕のうすらひ緩びなし    裕子

  梅東風や開運絵馬の木の香り     カネ子

  藪椿はだかつてゐる袋道       喜代子(竹)

  一杯の目覚めの白湯に梅三分     俊郎

  大福を抓まめば指の朧かな      忠樹

  白梅の水にうつりし鳥の影      清子

  犬吠崎残る寒さを濤が打つ      重雄

  ポケットに両手を入れて二月来る   麻衣

  白梅を見て紅梅を淋しめり      茉莉

  春の鵯ビオラの花を千切りけり    敦子

  渡し場は水に浸りぬ魞を挿す     恭子

  春浅き溥傑旧居に松の風       文夫

  春雪や長靴の跡つづく寺       順也

  唐突に父母のこと鴨帰る       麻琴

  梅東風や汝の歩今日はここまでに   天然  

 

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明日葉会 2月の句会報

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 句会のあった2月8日は、観測史上最強という、日中の最高気温がマイナス11度の震える一日でした。晴れているのに太陽の熱が届かない刺さるような冷気の中の句会でした。折りしも兼題は「流氷」と「雪割」の北海道ならではの季語でした。(光恵)

 

流氷

 

兼題「流氷」「雪割」

 流氷の初日や力入る拳       久美子

 波の音一夜に消ゆや流氷来     伸良

 流氷来アムール河の風連れて    哲哉

 バーボンに浮く流氷の一欠片    泥舟

 お隣の雪割る音の近くなり     清子

 雪割のピックの値下げ待つてをり  冨佐子

 ビルの間の小さき青空雪を割る   由紀子

 きのふより空の明しや雪を割る   光恵

 

高点句

 交はらぬ轍果てなし寒月光     光恵

 日向ぼこ猫と取りあふ主の座    哲哉

 笑ひあふことが馳走よ女正月    清子

 

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鳩の会句会 2月

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今日(7日)は比較的暖かな一日となり、午後1時より句会がおこなわれました。始まる前皆さまより、私、木下の同人推挙を祝って素敵な花束をいただきました。そして、寿美子さんより、フリージアと“おめでとう「期待」フリージアの花言葉”と言う暖かい短冊をいただきました。本当に嬉しい一日になりました。今日の兼題は「芽」一切、読み込みは「本」でした。(洋子)

 

木の芽

 

主宰共鳴句(兼題)

桜の芽付箋付け足す旅の本      絹江

 

主宰共鳴句(自由)

立春や卓にゆらめく富士毬藻     寿美子

なだらかな梅林に座す小昼かな    勢津子

鏡には映らぬ心室の花        洋子

久女忌や座してこきりと膝の音    洋子 

 

一人一句

西山に冬の落暉や武甲山       広

筏舟枯蓮を刈る音かろし       寿美子

下萌や保存旧居の石の椅子      勢津子

日溜まりにけふ一粒の寒苺      道子

一人居の卓に一輪冬薔薇       トシ子

網元の框の高きちやつきらこ     きみい

梅咲くや自費出版の随筆本      富江

初版本列して求む菜の花忌      正澄

光圀の名の白梅の低くあり      絹江

鳥帰る電線のなき蔵の町       洋子

 

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そよご吟行  2月

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 25日、主宰と同人26人が集まり、そよご吟行が行われました。場所は千葉市稲毛の稲毛浅間神社と、そのすぐそばにある愛新覚羅溥傑仮寓、千葉市ゆかりの家・いなげです。この日は、寒さもゆるみ、風もない日でしたので、ゆっくり散策することができました。(みわ)

 

松林

 

村上喜代子主宰の句

網の目のやうな家系図囀れり

春北風松にそれぞれ曲りぐせ

 

主宰共鳴句

ご自由にと白雲木の種袋       寿美子

立春の日に輝きて鯱瓦        麻琴

保養地の名残り遅日の松林      泰子

茶柱の傾ぎて春の遠からず      俊郎

笹鳴や座してしづかな古畳      敦子  

 

一人一句

料峭の斎庭に祓ふ新車かな      喜代子(竹)

水仙の香や溥傑の詩浩の文      恭子

凍返る力ためゐる男の像       カネ子

箒目は矢羽根模様や春の宮      麗子

寒明や鯉の銀鱗きらめける      美鈴

閑宅の腰掛石に春ショール      あい子

早春の松林とは青臭き        みわ

あまたなる絵馬の願ひや春きざす   隆

立春の遮断機ふはり跳ね上がる    忠樹

囀や社務所の巫女のおさげ髪     健治

懐旧の七言律詩朧かな        晃生

茶舗で売るあさり佃煮のどけしや   和江

旧居なる松の曲りや春浅し      美寿々

参道をそれて下萌やはらかし     裕子

色鯉の尾鰭の動き春近し       照三

浩住みし家いま街騒の冬菫      昌文

賽銭の音まろやかな梅見ごろ     朗

梅ほろほろ宮までの坂深く踏み    涼

浅春の長き陸橋猫が行く       靖彦

如月や裸婦像の組む足と腕      まつ美

 

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「更級句会」 2月

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 この冬初めて千葉に雪が降った21日更級句会が開催。句会場からは何時もは海の方までが窓越しに望めるのであるが部屋の温度と外の気温差が大きくて、窓ガラスが曇って見晴らせない。寒さの厳しい日であったが句会は暖かい笑いに満ちたものであった。今月の席題は「春浅し」(麻琴)

 

ふきのたう

 

村上喜代子主宰の句

 惜しみなく日の注がるる蕗の薹

 世に寒きもの偏見と風評と

 

主宰選共鳴句

 待春や大地に浸みる久の雨     麗子

 旧正の声の優しき卵売り      シヅ子

 走り根の波なす坂の落椿      朗

 春暁や三日月のこる波の上     美寿々

 立春の眼鏡を力込めて拭く     朗

 

会員の一句

 九十九里は引きしむる弓初景色   明法

 手相見のいらぬ一言春の風邪    あい子

 群を解きまた群をなす寒雀     泰子

 道の辺の駒返る草天青し      進

 B29の兵ほぼ逝きぬ浅き春      卓彦

 寒旱竹の葉先の薄刃めく      喬二

 春帽子苦手なハグをしてをりぬ   照雄

 男坂女坂あり梅二月        紀子(矢)

 初対面マスクで失礼致します    麻琴

 

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