八千代俳句愛好会 2月

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 2月22日(土)、春一番に近い南風の吹く中、八千代俳句愛好会が開かれました。1月の句会に見学に来られた高橋まさ子さんが今月から正式に入会され、皆から温かい拍手を贈りました。仲間が増えると言う事はとても嬉しいことです。今月の読込兼題「歩」の句会は、参加者24名による質問や意見が次々と出て、時間一杯となりました。これが私たちの句会の良いところだと思います。(昌文)

koma

 

村上喜代子主宰の句

 朧夜の赤き紐巻く飾り独楽

 奉納の白狐百態夕霞 

 

主宰選共鳴句

 歩の金となりて王手や山笑ふ     俊郎

 啓蟄や数字を合はせ開くる鍵     敦子

 一輪の白梅にある硬さかな      敦子

 山茱萸に糸引く如き朝の雨      文夫

 連弾の卒業生の駅ピアノ       栄子

 

主宰選・一人一句

 初蝶や一歩でとべぬにはたづみ    健治

 春草のとり囲みたる歩兵の碑     美鈴

 いには野の沼辺歩めば葦の角     陽一

 土佐は春大歩危小歩危越え行きぬ   喜代子(竹)

 朧月夜小湊線の列車待つ       宏子

 逆波やちぎれ海苔湧く有明海     祥子

 病む人へ言葉選びて雛飾る      正子

 春の海讃美歌聞いてゐるやうな    裕子

 何やかや暗証番号おぼろなり     恭子

 春の鹿大和に絹のごとき雨      忠樹

 合一字ラインで流す受験の子     孝

 あたたかや祖母の口癖大事無い    美智子

 寒稽古大気に響く弦の音       美佐子

 たんぽぽや富士山頂に雲一朶     晃正

 春愁や昭和の音の掛時計       靖彦

 花冷えやいたずらつ子亡き同窓会   しづか

 おぼろなり雑貨屋で売る酵母パン   まつ美

 春光に巻かるるヘリの六本木     まさ子

 風光る里曲の辻の歩き神       昌文

 

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佐倉句会 2月

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 221()快晴の中佐倉句会の吟行が行なわれた。今月は佐倉城趾、何時もの事ながら佐倉は坂の町スタートから急な坂道を登って行く、また城趾も広く目的の場所を予め決めて吟行しないと時間内に回りきる事ができません。15名程の人数でしたが二手に分かれて吟行をおこなった。 毎度の事ながら行く場所によってはかなりの歩数を歩くようになる、因みに小生の歩数計は一万歩を超えていまし。 ()

 

雉

 

村上喜代子主宰句

 包帯の指立ててゐる朧かな

 雉子鳴く空挺基地の藪の中

 

主宰特選句

 どこからでも登って来いと山笑ふ     恭子

 引く波のもったりとあり春の海      美鈴

 梅の花つまらなさうなブルドック     俊郎

 藪椿画鋲の残る掲示板          俊郎   

 さへづりや雲をめでゆく坂がかり     美鈴

 

主宰入選句一人一句

 くるくると廻る掃除機山笑ふ       伸一

 蒼穹に白梅の枝の斬り込める       美鈴

 梅咲くや風に光を置くやうに       俊郎

 ものの芽に厨の妻を呼びにけり      晃生

 茅葺きの家ほっこりと梅日和       親

 母にありし力忍耐苜蓿          喜代子()

 開拓の名残り蔵や亀の鳴く        恭子

 楤の芽や土橋渡れば古城跡        清子

 オキザリス体のどこか軋みをり      栄子

 子に渡す風の重さのいかのぼり      正子

 七本の願ひのひもや牡丹の芽       健治

 河津桜放下のごとく蕾垂れ        敦子

 梅二月よき空の色雲の色         まつ美

 漆黒の城址の礎石草青む         和江

 通行止の道に足跡春浅し         裕子

 青き空や梅の散り敷く冠木門       宏子

 

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チェンマイ句会 2月

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2月のチェンマイ句会は5名参加、ネットでの句会でした。兼題は「立春」と「風船」。

ベトナム語で旧正月はTết(テト)と呼ばれています。テト前には各地で花市が開催され、あちらこちらに鮮やかな花が飾られます。北部ハノイはピンクの桃の花、南部ホーチミンは黄色の梅のような花を飾る習慣があり、欠かすことのできない風物詩です。(葉月)

 

 

 

高得点句

 セロリ噛むプラス思考の音させて    美幸

 

一人一句

 風船の糸ほどかるる空の端       茉莉

 風船や空にも地図のあるらしき     美幸

 鬼不在子と母だけの福は内       智恵

 立春のマンゴー小花沸き立ちぬ     安佐枝

 春立つやエナメルシューズ磨きをり   葉月     

 

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「木更津句会」 2月

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 2月20日(木)、令和2年最初の「木更津句会」が14名の参加で和やかに開催されました。席題は啓蟄、朧、春泥、花衣、雉、木の芽、読み込み「独」、司会はみゆき、披講は進でした。会終了後、5月に予定されている「いには練成会(館山)」についての打合わせが行われました。遠方の方も南房総の練成会にぜひご参加ください、お待ちしております。(善雄)

 

雉

 

◎村上喜代子主宰の句

 啓蟄やふと呟きが声に出で

 雉子鳴くこんなところで取り締まり

 

◎主宰選の共鳴句

 山風に庭石が盾牡丹の芽          勝子

 春茜汀の波の消えしぶる          進

 春の月独居の老の灯を確認         進

 伏舟に腰かけてをり菜の花忌        滋子

 独活の香の厨にみつる雨の夜        麗子

 

◎一人一句

 倒木より萌え出づる芽や鳶の声       よしみ

 尼寺の跡春霖の傘たたむ          和枝

 繰り返すことが稽古や余寒なほ       耕子

 雲白し炬燵の上の地図の旅         修子

 花虻の空一点にたぢろがず         善雄

 木の芽雨雀のくぐる軒瓦          由紀子

 水引のあはび結びやあたたかし       みゆき

 クロッカス話ころころかはるひと      初江

 雉鳴くや倒木多き峡の道          正美

 春昼や母の白髪刈り上げて         さち子 

 

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明日葉句会 2月

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 例会のあった14日は、真冬日を脱して小春日和となりました。一気に明るくなった空のもと、誰もがイイ笑顔で集まりました。午前中に句会、午後は一月遅れの新年会と今雅子さんの歓迎会をしました。話題豊富な方が多くて大いに盛り上がり、「楽しく頑張ろう」「いつか主宰に来て頂こう」と皆やる気満々、嬉しい時間となりました。今月の兼題は「春隣」と「遠」の詠み込みでした。(光恵)

 

とり



    兼題「春隣」「遠」

  春隣赤みさしたる枝の先        雅子

  新色の口紅試す春隣          冨佐子

  肌見ゆるジーパンの穴春隣       由紀子

  泥撥ねて行き交ふ車春隣        久美子

  冴ゆる夜や近くて遠き拉致の国     哲哉

  沢庵漬け遠忌過ぎたる母のメモ     伸良

  遠近の両用めがね春隣         清子

  「あま」にはや遠く飛びたる板かるた  泥舟

  涙目に寒の遠嶺の歪みけり       光恵



    互選高点句

  冴ゆる夜や近くて遠き拉致の国    哲哉

  沢庵漬け遠忌過ぎたる母のメモ    伸良

  鰊漬歯に沁みわたる凍れかな     泥舟


 

四街道句会 2月

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 2月16日、2月の句会が四街道公民館で行われました。本日は会場の都合により午前10時からのスタートとなり、兼題は「早春」、13名参加、欠席投句1名でした。生野さんより5月の練成会には挙って参加するよう要請があり、また、主宰から「俳壇」への一人一句、二月末締め切り、兼題「茅花流し」に応募するよう説明がありました。3月の句会は従来通り第3日曜日の15日、午後1時から四街道公民館で行われます。兼題は「風車」。(靖之)

早春

 

村上喜代子主宰の句

 欠けたるは欠けたるままに雛飾る

 手を打てば寄りくる猫の仔をもらふ

 

主宰共鳴句

 冴返るくり返し読む説明書                寿子

 蒟蒻に辛子たつぷり二月尽                靖之

 握り手のままに置かれし皮手袋          繁

 光り合ふ百の椿や昨夜の雨                幸恵

 安産の杉の洞あり春の雪      さえ子

 

一人一句

 きのふより白さ増したる庭の梅    一雄

 春浅し隣の屋根の砂袋       康子

 脱走の犬の足跡春の雪       愛

 底冷えに唸る重機や造成地                晶子

 魚は氷に上りて人は旅に出づ             文夫

 草も木も池の芥も春きざす                順也

 

兼題「早春」の主宰選句

 早春や遠富士のぞむ丘に佇ち              隆

 帯締に早春の色席入す                       悦子

 早春の野宮に聞く竹の音                   文夫

 早春や旅を誘ふ小冊子                       寿子

 

ローズ句会 2月

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 立春寒波が漸く峠を越え、吹く風にもなんとなく春めく気配を感じる12日、いには事務所に8人が集まりました。 腕の骨折で長く欠席しておられた東 綾子さんが久しぶりにカムバックされ、健吟ぶりを披露されました。今月の兼題は「草萌」です。(靖彦)

蕗の薹

 

村上喜代子主宰の句

 下萌や葉書の文字の先細り

 浅春の空見てこころ養へり

 

主宰共鳴句

 酢に浸る海鼠や花びらのやうに       祥子

 建国日風なき空の青さかな         綾子

 梅東風や少女地べたに描く顔        靖彦

 炭酸水シュワーと開けて花の客       しづか

 下萌や終活らしきこと始め         みね子

 

主宰選一人一句

 春立つや動き出したるこぼれ種       眞知子

 たたう紙にしまふ留袖薄紅梅        しづか

 春浅し臥して五年に友逝けり        綾子

 紅色のビードロの盃梅のころ        祥子

 ふるさとの勝鬨橋に冬夕焼         敏子

 バレンタインデイデイサービスへうきうきと みね子

 下萌や土手滑りゆく幼たち         靜枝

 雛菊に遠き記憶の恋占ひ          靖彦

 

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弁天句会 2月

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 2月10日、千葉市民会館で弁天句会が行われた。本日は欠席者が多く、主宰を含め12名の出席だったが、その分一句に触れていただく時間が取れて充実した句会となった。席題は「水温む」「春浅し」「春の月」「建国記念日」「仔猫」「ヒヤシンス」詠み込みは「船」。毎回バラエティー豊かな季語に苦しみながらも楽しんでいる。

 『俳壇』5月号に、いにはの秀句9句の掲載が決まったそうだ。兼題は「茅花流し」、締め切りは2月末、一人一句。主宰宛にメールまたはハガキで応募とのこと。(まつ美)

 

春の月
春の月

 

村上喜代子主宰の句

 建国記念日鼻リングとは何事ぞ

 水温む記憶もどつてゆくやうに

 

主宰共鳴句

 春月や校庭にある大きな木       美寿々

 スリッパに又ももぐれる仔猫かな    泰子

 ヒヤシンス船を模したるカフェテラス  俊郎

 駅弁に六つの仕切り浅き春       麗子

 前山も背山も古墳春の月        泰子

 大仏の豊かな瞼水温む         美寿々

 

一人一句

 投げ入れるコインの光水温む      和枝

 グラニュー糖こぼれし卓やヒヤシンス  麗子

 紀元節言葉遊びのまだ続き       あい子

 心臓のやうな仔猫を抱きをり      俊郎

 猫の仔をてなづけゐたるホームレス   隆

 半通夜を終へて仰ぎし春の月      文夫

 建国記念日博物館に旗の出て      みわ

 日陰れば消ゆる物陰春浅し       喬二

 浅春や湯船の先の水平線        まつ美

 

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本部句会 2月

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 いには新年会も終わり、今年初の本部句会が行われ気分的には少し落ち着きが戻ってきた。今年はオリンピック/パラリンピックの年である。チケットは一枚も持っていないので、好きな競技をテレビ観戦と決めている。また、オリンピックをはさんで、5月は練成会、10月は1泊そよご会である。今年のスケジュール表に今から書き込んで最優先で願いたい。これから気候も不順になります。身体には充分気をつけて下さい。(順也)

 

ぼたにゅき

 

村上喜代子主宰の句

 追憶のさそふ追憶牡丹雪

 豚の尾のくるりんと春北風かな

   

主宰共鳴句

 誉め合はぬ二人なれども蜆汁     美鈴

 スイートピー手紙を開くための椅子  敦子

 薄氷といふ瘡蓋のやうなもの     照三

 お通しの小鉢に春の色盛らる     忠樹

 鬼やらひ段差の多き里の家      健治

 

主宰選一人一句 

 薄氷の池塘の草を離れけり      清子

 眉うすくなりゆく不安春の昼     泰子

 コーラスの練習帰り朧月       一雄

 下萌の土を嗅ぎゆく小犬かな     孝

 海人老ゆもこの一閃の若布鎌     重雄

 下萌の芝のあちこちショット跡    順也

 暖かや車窓に昨夜の雨のあと     喜代子(竹)

 さへづりや供米のひかる古祠     滋子

 春夕べながなが伸ぶる貝の舌     麻衣

 菜の花や鄙の鉄路の一輌車      隆    

 梅咲くや書き割りのごと野面積    晃正

 赤牛の声張る春の草千里       シズ子

 春めくや組み立て家具の荷を開き   紀子

 初午やぽんと帯打ちゆく稽古     純子

 背のびして梅一輪の香りきく     裕子

 産土の杜や雉子のほろほろと     文夫

 耳たてて猫の見上ぐる辛夷の芽    麻琴

 名簿より消さぬままあり梅白し    恭子

 

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新樹句会 2月

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 28日、今年度最初の新樹句会が行われた。出席者8名、欠席投句3名、兼題は「佐保姫」。佐保姫は春の山をつかさどる女神。初めての兼題であり、どんな使い方をするのか、ほとんどが手探りであったが、擬人化や現実的な詠み方はせず、想像力をかき立てるような使い方を成功の例句で学ぶことができた。(まつ美)

佐保姫
佐保姫

村上喜代子主宰の句

 佐保姫の指間を透くるごと朝日

 木の芽山晴のち晴のけふひとひ

 

主宰共鳴句

 薄氷に残りし鯉の吐息かな    愛

 春炬燵水平線と平行に      愛

 佐保姫の寝息のやうな夜の風   愛

 見習ひのひたすら葱を刻みをり  絵美

 浅春や消え入りさうな水平線   紀子

 

一人一句

 鬼門には王の火葬場百千鳥    さえ子

 オキザリス息子と話する時間   美智子

 佐保姫の残り香漂へる夕べ    訓子

 金箔入り珈琲すする浅き春    順恵

 魚氷に上る五輪まで二百日    多美

 佐保姫を目覚めさせたる日の光  紀子

 佐保姫の裾に袂にうすみどり   純子

 春浅き開聞岳を機上より     絵美

 冬眠や子を抱く母のやうに土   優子

 大楠の洞に佐保姫眠らむか    まつ美 

 

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